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【FFTCG】対戦デッキを改造してみよう!〜火氷編〜【初心者向け】

みなさんこんにちは、マキナんです。

 

普段は参加した大会のレポートを主に上げている当ブログですが、今回は趣向を変えてこんな企画をやっていきたいと思います。

題して、

対戦デッキを改造しよう!〜火氷編〜

それではいってみましょう!

 

企画概要

カードゲームの醍醐味の一つとして「デッキ構築」があると思います。

自分で考えたデッキが対戦中に意図したように動いた時は非常に嬉しいものです。

ですが、始めたてのカードゲームで自分にとってベストなカードを見つけ、デッキを一から制作することは非常に難しいと思います。

そのため、多くの方はスターターデッキなどの「構築済みデッキ」に触れ、そのデッキを元に自分好みのデッキに改造していくことでしょう。

 

そこで今回は、2021年2月19日に発売しました「FF-TCG 対戦デッキ スターターセット FINAL FANTASY XIV SHADOWBRINGERS」の火氷デッキを用いて、ある程度FFTCGをプレイしたことがあるプレイヤーがデッキを改造していく過程とその結果をお見せすることで、初心者の方がデッキを改造・構築する際の参考になればと思います。

 

 

改造ルール

今回は初心者向けの構築ということで、デッキを改造する際に以下のルールを設けたいと思います。

 

ルール1:デッキの中身の変更は1/3程度に抑える。

ルール2:直近のパックのカードを優先的に使用する。

ルール3:新たなレジェンドレアは追加しない。

 

 まずルール1についてですが、今回は対戦デッキの改造という企画のコンセプト上、デッキの変更箇所はなるべく最小限にしたいと考え設定しました。

次にルール2についてですが、こちらも初心者の方が集めやすく、L3構築(最新の3つの『Opus』シリーズに収録されたカードのみで対戦を行うルール)でも使用可能なカードをなるべく使用したい、という考えのもと設定しました。具体的にはOpus10、11、12のカードを優先して使用します。

最後にルール3ですが、こちらもルール2同様、初心者の方が集めやすいカードで改造を行いたいと考えて設定しました。

 

それではデッキの改造を進めていきましょう!

 

 デッキの改造

1:デッキの課題を明確にする

デッキの改造を行うためにも、現時点での課題を明確にしましょう。

まずデッキの課題を明確にする前に、私がデッキを構築する際に気をつけているポイントを上げさせていただきます。

 

ポイント1:フォワードはデッキの半分くらい

ポイント2:バックアップはデッキ全体の1/3程度

ポイント3:デッキ全体のカード配分とバックアップの枚数配分を整える

 

以上3点は、カードゲーマー様のFFTCG公式記事連載でもたびたび取り上げられておりますので、詳細な説明について今回は割愛させていただきます。

その上で、対戦デッキの中身を確認していきましょう。

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次にデッキの内訳をまとめてみます。

 

フォワード(計26枚)

火属性:14枚

氷属性:9枚

光属性:3枚

バックアップ(計18枚)

火属性:9枚

氷属性:9枚

召喚獣

火属性:3枚

モンスター

氷属性:3枚

 

このように視覚的に並べたり、枚数を確認すると課題が少しづつ見えてきます。

まずは3つ課題が見つかりました。

 

課題1:氷属性のカードが若干少ない

課題2:ティターニアのキャスト難易度

課題3:エメトセルクの枚数

 

 

まず課題1についてです。

上述のデッキ構築のポイント3を元に考えると、バックアップが各属性9枚ずつ採用されているのに対し、それ以外のカードの合計枚数は氷属性の方が5枚ほど少ないため、デッキ内の氷属性の枚数の比率が低くなっています。

光属性のイノセンスが採用されていることを考慮しても、少し火属性のカードを氷属性に入れ替えることで氷属性のカードを増やしてバランスをよくしたいです。

 

続いて課題2についてです。

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【13-132S】ティターニアは2コスト8000と破格のスペックを有していますが、キャストするにあたり条件が存在します。

それが「ティターニアはあなたのブレイクゾーンにフォワードとバックアップとモンスターと召喚獣がある場合しかキャストすることができない。」という条件です。

フォワードやバックアップは枚数が多いのでブレイクゾーンに落としやすいですが、モンスターや召喚獣は枚数が少ないので、サーチできるカードをデッキに投入するか、枚数を増やすことで対応したいと思います。 

 

 

最後に課題3についてです。

FFTCGには「一般アイコンのついていないカードは自分フィールド上に1枚しか出すことができない」というルールが存在します。

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残念ながらデッキに二種類入っているエメトセルクには一般アイコンが付いていません。また、どちらのエメトセルクもスペシャルアビリティを持っていないので、そのコストにすることもできません。

そのため、先にどちらかのエメトセルクがフィールドに出ていた場合、もう片方のエメトセルクを引いても出すことができず、他のカードのコストにすることしかできません。

課題1でも述べましたが現時点では氷属性のカードが少ないです。

それに加えて、引いても出せない可能性の高いカードがデッキに入っている状態はあまりよろしくありません。

ここは断腸の思いで、どちらかのエメトセルクのみの採用としましょう。

今回は新規カードということもあり【13-131S】エメトセルクを採用したいと思います。

 

 【13-131S】エメトセルクを採用すると、新たに1つ課題が見えてきます。

 

課題4:4コストの氷属性のバックアップが存在しない。

 

【13-131S】エメトセルクはアビリティを使用する際、4コストの支払いを要求します。

コストの無駄なくアビリティを活用したいところですが、現時点ではデッキに4コストの氷属性のバックアップは存在しません。

ですのでこちらもカードを入れ替えることで、【13-131S】エメトセルクのアビリティを最大限活用できるようにしましょう。

  

さて、一通り課題の確認が終わったので、課題とその解決案を一旦まとめましょう。

 

課題1:氷属性のカードが若干少ない

→火属性のカードを入れ替えることでバランスをとる

 

課題2:ティターニアのキャスト難易度

→モンスターや召喚獣をサーチできるカードを投入する。もしくは枚数を増やす。

 

課題3:エメトセルクの枚数

→【13-131S】エメトセルクのみの採用とする。

 

課題4:4コストの氷属性のバックアップが存在しない。

→現状の氷属性のバックアップを4コストのバックアップに入れ替える。

 

それぞれの課題に解決案を見出せたので、次はいよいよデッキの改造を行っていきます。

 

 

2:デッキの改造

それでは実際に課題を解決しながらデッキの改造を行いましょう。

まずは解決のしやすい、課題3及びそれに付随する課題4から着手しましょう。

事前に定めたルールより、公式ホームページのカード検索機能でOpus10〜Opus12に収録されている氷属性の4コストのバックアップを調べると以下のカードが出てきました。

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 今回はExバーストも付いており、使い勝手の良さそうな【10-036R】ティナと【11-022C】イドラを投入しましょう。

枚数については一旦それぞれ3枚ずつ、【6-026C】吟遊詩人と【8-029C】吟遊詩人と入れ替える形にします。

これで課題3課題4は一応解決しました。

しかしこのままでは【10-036R】ティナのサーチ先が存在しません。

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そこで課題2でも問題になった、召喚獣とモンスターの枚数の調整も行ってしまいたいと思います。

まずは【10-036R】ティナのサーチ先となる氷属性の召喚獣の追加から行いたいと思います。

先ほどと同様に公式のカード検索機能を活用してOpus10〜12の氷属性の召喚獣を検索します。

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すると5種類の召喚獣がヒットしました。その中でも今回は、氷属性のフォワードのパワーを上昇させるなど複数のアビリティを使用できる【12-025H】カーバンクルを使用したいと思います。【12-025H】カーバンクルについても【10-036R】ティナのサーチを最大限活用できるよう贅沢に3枚投入しましょう。

続いて課題2のモンスターの枚数の問題を解決していきましょう。

召喚獣と同様に枚数を増加させるのもいいのですが、実はバックアップで現在変更していない【5-035C】幻術士に問題が発生してしまっています。

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こちらのカード、ブレイクゾーンから「ジョブ(一般兵)」を回収することができる(ジョブ指定なのでバックアップも可)優秀なカードなのですが、先ほどのバックアップの変更に伴い、自身以外の氷属性のカードを回収できなくなってしまいました。

そこでモンスターはバックアップでサーチする方針にして、【5-035C】幻術士とそのバックアップを入れ替えることにしたいと思います。

しかし、氷属性でバックアップでモンスターがサーチできるカードが都合よくあるのでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・

 

 

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ありました。

しかも奇跡的にOpus10収録のカードです。

【10-039C】ナグモラーダにより、課題2も解決しました。

 

これで課題2課題4までが解決しました。

最後に課題1に取り組みましょう。

現時点でのデッキの中身は以下の通り

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この時点でデッキ枚数は48枚となっています。

 

バックアップの枚数が減っているのは、もともと18枚で少し多いかな?という印象があったので一般アイコンのついていない【8-020R】ヨツユとサーチ対象の少ない【10-039C】ナグモラーダを2枚に減らしました。

 

氷のフォワードが今のままでは氷属性のフォワードが少ないので、空いている2枚の枠と火属性のフォワードから何枚か入れ替えましょう。

 

まずは入れ替え対象の選定から。

今回は【9-020R】リットアティンと【9-007H】ガイウスを1枚づつ減らすことにします。

というのも、【9-014L】ネールはフォワードの確保や最後の詰めに非常に強力なフォワードですし、【13-129S】フィリアと【13-130S】ランジートは貴重な除去ができるフォワードです。

また【9-020R】リットアティンはカテゴリ14のフォワードが存在しないとキャストすることができず【9-007H】ガイウスもサーチ対象が【9-020R】リットアティンしか存在しないので優先度は下がるかなと考えました。

これで4枚分の枠ができたので、ここに新たな氷属性のフォワードを入れましょう。

 

そうして完成したデッキがこちら

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新しいフォワードには【12-113C】レオンハルトと【12-111R】ヴェインを2枚づつ入れました。

せっかくのマルチエレメントカードですし、両方ともコストに対して高いパワーやアビリティを持っています。

またバックアップの【12-007C】黒魔道士から【12-008R】ゴブリンプリンセスに変更しました。

これにより【13-137S】イノセンスをサーチできるようになります。

こうすること2枚目以降の【13-137S】イノセンスが利用しやすくなります。

 

 

 

おわりに

さて、今回の対戦デッキの改造企画はいかがだったでしょうか?

ブログを開始してから初めての試みでしたので、色々と説明不足な部分や拙い文章が多々見受けられると思いますが、今回の対戦デッキを通じて初めてFFTCGに触れた方のご参考になれば幸いです。

今後もこういった企画の記事も書いていければなと思っております。

 

それではみなさん、よきFFTCGライフを!

 

さようなら、さようなら。